知的財産権の用語集

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育成者権

新品種の育成者が、その新品種について品種登録を受けたときに認められる権利。その新品種を独占的に利用することができる。

意見書

意見書とは、審査官から通知された拒絶理由に対して意見・反論を行う書面のことをいう。拒絶理由通知が行われた場合、相当の期間が指定されて出願人に意見書を提出する機会が与えられる(特許法第50条)。最終的に特許が付与される場合でも、拒絶理由通知が行われずに特許されることはほとんどないので、大多数の出願では意見書を提出する必要がある。意見書においては、拒絶理由に反論するか、あるいは、補正により拒絶理由は解消された旨の主張を行う。拒絶理由通知において審査官が指摘している点をよく理解した上で反論等を行う必要がある。

意匠

物品の形状、模様、若しくは色彩又はこれらの組み合わせであって、視覚を通じて美感を起こさせるものをいう(意匠法第2条)。何らかの美感を起こせばよく、必ずしも美しいものでなくてもよい。

引用発明

新規性違反又は進歩性違反の拒絶理由通知がなされたときに、当該拒絶理由の根拠として示される文献に記載される発明のこと。出願に係る発明の実施例に記載の発明と引用発明とが相違する場合でも、請求項に記載の発明の一部が引用発明(又は引用発明の組み合わせ等)と同一であれば、新規性・進歩性違反に該当する。この様な場合は、請求項を減縮補正して、意見書で引用発明(又は引用発明の組合せ等)との差異を主張する必要がある。

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